緑のピーマンの次なる攻撃を今か今かと待構える紅
そこに飛来するものがあった
「……何ぃ」
うわずった声をあげるピーマンの男
何が起きたか、全く理解出来ない紅
そんな二人をよそに飛来した何かは、紅を庇うかの様にピーマンと対峙した
「何者だっ!!」
叫ぶ緑に二人は冷静に答えた
長身の男は、紅を微笑みながら見つめ、しっかりと告げた
「我らは芋の星の定を持ち生まれ…」
その言葉を引き継ぐように、美しい少年は言葉を発する
「紅芋を守る者だ」
そう告げた二人は、深手をおった紅を抱えてから忽然と姿を消したのだった
そしてそのときに、ピーマンに向けて何かを投げつけていった
その場に一人取り残されたピーマンは、受止めた物を見ながらひっそりと呟いた
「……じゃがバタかよ」
そう言ったものの、そのじゃがバタからは悔しいくらいに美味しそうな香りが漂っているのだ
ピーマンは、仕方ない 夜食にしよう と思いながらその場を後にしたのだった
どこか薄暗い地下室に連れて行かれた紅は、はぁはぁと息を乱しながらようやく声をあげた
「お前達は……何者だン」
「我はジャガ芋男爵と」
「そして……女王(クィーン)だ」
